冬のつどい

 1月21日(土)朝はみぞれが降りましたが、乳児クラスは室内でのつどい、幼児クラスは昆陽池公園でのつどいを行いました。当日の活動の様子をぜひ見てくださいね。

つぼみ組(0歳児)

「初めてみんなで集うことができました」

 つぼみ組は、今年度初めて対面で集うことができました。保護者の皆様には、お聞きしたことを事前に一つ考えてきてもらい、当日は気さくにお話していただきました。終始リラックスした雰囲気で穏やかな時間を過ごしていただけました。

「指先を使っていろいろなことができるよ」

 日頃楽しんでいる、クレヨンやシール貼りを楽しみました。子どもたちは、少し緊張していましたが、保護者が遊びを楽しむ姿を見て、徐々に安心し紙皿にクレヨンで色をつけたり、シールを台紙から剥がし貼ったりと繰り返し楽しんでいました。指先を使ったあそびは、手先の発達だけではなく、集中力を養うことや脳を刺激し脳の神経の発達を促したりしています。また、0歳児の発達にも見られる床に手をつきしっかりとハイハイすることが、手先の発達に繋がっています。歩行が完了した時期以降も、ぜひお家で運動あそびとしてハイハイをたくさんしてみてください。

 園でも、これから子どもたちの好奇心を大切にし、遊びの中での成長を見守りたいと思います。

うめ組(1歳児)

「保護者交流をしました!」

 2グループに分かれて、日頃の子育てで感じている疑問や悩みについて、お話しました。

ゆったりとした雰囲気の中、これからの習い事について話したり、休みの日や寒い日に家でどのように過ごすか話したりしました。お互いの話に大きく頷きながら話を聞く方、「うちも一緒!」と思わず相槌を打つ方など、保護者同士会話が弾んでいました。

「育てたダイコンを収穫したよ」

 9月に、牛乳パックで植木鉢を作り、ダイコン、ニンジンの種まきをしました。苦手な野菜を栽培することで、野菜を身近に感じてほしいと思い、この活動を始めました。そして、育てた野菜を楽しい雰囲気の中で収穫し、調理して食べる経験ができるように、つどいで収穫しました。収穫し、持ち帰った野菜を子どもが食べられなくても、大好きなお父さん、お母さんがおいしそうに食べているところを見るだけで、「美味しそうに食べてるな」と感じ、いつか「ちょっと食べてみようかな?」という気持ちに繋がっていくことを願っています。

 

 クラスで1本大きなダイコンも育てました。抜く際には、みんなで元気よく「うんとこしょ! どっこいしょ!」と掛け声で応援!! 収穫したダイコンは、休み明けの給食で、葉の先から根の先まで全て美味しくいただきました。

もみじ組(2歳児)

「友だちと触れ合ってあそぶ」

 保育士と一対一で遊ぶことから始まり、友だちに興味が向き、今では集団で一緒に同じあそびを楽しむもみじ組の子どもたち。歌のリズムに合わせて様々な動きを繰り返し行うことで運動機能やリズム感が身に付いていきます。

つどいで行った「おしくらまんじゅう」では、保護者や友だちと背中を合わせて腕を組み、みんなで一緒に歌を歌いながら身体を押し合うことを楽しみました。

「協調性や社会性を育む」

シッポ取りは、ルールの認識をして、ルールを守りながら遊ぶ大切さが身に付きます。また、みんなで一緒に逃げたり、追いかけたり、繰り返し遊ぶ中で、社会性や協調性が育まれていきます。今では遊び方を覚え、友だちと一緒にシッポを取ろうと協力したり、どうやったらシッポが取られないかと考えたりしています。つどいでは、シッポを取り合う中で、取れた、取られなかったなどの喜びを味わいながら保護者や友だちと一緒に遊ぶことを楽しみました。

さくら・いちょう・けやき組(3・4・5歳児)

「風の不思議を五感で感じる」

日頃子どもたちは、散歩中や公園などで、木の葉が揺れる様子やその音、匂いによって目には見えないけれど「あっ風が吹いてきている!」と風を感じています。目を閉じて風を感じ、風が吹いてきた方向を指すと、みんながばらばらの方向を指していました。風を感じる方向がそれぞれ違うのはなぜだろう・・・。5歳児が中心になって考えてみると、風は立っている場所や高さ、気温によって感じ方が違うということに気づくことができました。

 

 「冬のつどい」では、子どもたちが興味を持っている風をテーマに、昆陽池公園の広場で、ビニール袋や紙飛行機、文庫本など、風を感じるものを自分たちで考えて持ちよりました。実際に風になびかせたり飛ばしたりして、風を五感で感じることができました。

「感性や探究心を養う」

季節によって、吹く風の強さや方向の違いなど、さまざまな風を感じたり、違いに気づいたりすることで感性が磨かれます。また、どのような素材が風になびくのかを自分で考えたり友だちと意見を出し合ったりして、試行錯誤を繰り返すことで、考える力や探究心が養われています。

 

「健康と成長を祈る凧揚げ」

 昔からある日本の伝承あそびのひとつに凧揚げがあります。立春の時期に空を見上げることは健康に良いとされ、健康を祈るために凧揚げをするようになりました。風を感じながら日本の伝承あそびである凧揚げを楽しみました。