秋のつどい

「センゾ・キューブ」

今年度の秋のつどいは、「木」をテーマとした活動をしました。様々な大きさや種類の木の端材を積んで遊んだり、その木で音を鳴らしたり匂ったりして、子どもたちは日頃から五感を使って木に触れる経験をしてきました。そんな中つどいで、もっと子どもたちの遊びや活動の中で使えるものを作ろうということになり、30cmのスギ板4枚からなるこのセンゾキューブの製作をすることになりました。つどい当日までに、職員も丸太を切り出して園庭に遊具を作ったり、つどいで使う木材の角をやすりで落としたりと、木に触れる体験をしてきました。

「いざ! 作ってみよう!!」

つどい当日、01歳児クラスの子どもたちは木の端材を使って遊んで交流し、その間保護者のセンゾ・キューブの製作を行いました。また、2歳児と幼児クラスでは子どもたちも参加してセンゾ・キューブを作りました。「ドライバーを初めて使った」「木で何かを作るのは初めてだった」という子どももいましたが、製作が始まると夢中でネジを回したりヤスリを掛けたりすることを楽しむ姿がありました。保護者の方はそんな子どもたちの姿を見て「うちの子はものづくりにも興味があるんだ」「こんなことも得意だったんだ」と子どもたちの新たな一面に気づくことができました。保護者の方同士でセンゾキューブの製作を通して、説明書を見ながら交流し、子どもたちと一緒にセンゾ・キューブ作りを楽しんでいました。

「どうやって遊ぶ!?」

キューブが完成すると、子どもたちは試行錯誤しながら、豊かな発想や想像力で、発達段階に応じた遊びをキューブを使って展開しました。例えば、遊具としていくつかのキューブを繋げてトンネルのようにしてみたり、家具としてそこに座って椅子のようにしたり、ものを入れて棚や机のようにしたりと、使い方は無限大です。子どもたちの中には「これは自分たちで作ったんだ!」と自信を持って丁寧にキューブを使っている姿も見られ、「ものに愛着を持って大切に使う」ということをセンゾ・キューブの製作を通して経験することができました。これからもセンゾ・キューブを使って、どんな遊びが膨らんでいくのか、楽しみにしています!